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スタッフブログ 買取日記

2018/03/01

歴史小説、経済関係から文化人類学など多様なジャンルの本を多数買取致しました。

今回の買取は司馬遼太郎などの歴史小説や、経済学や文化人類学に関するものなど、実に多様性に富んだ書籍を多数買い取らせていただきました。

その中でも良い査定額を付けられたものを以下に紹介させていただきます。

「大暴落1929 (日経BPクラシックス)」
「時間・愛・記憶の遺伝子を求めて―生物学者シーモア・ベンザーの軌跡」
「イチョウ 奇跡の2億年史: 生き残った最古の樹木の物語」
「ザ・会社改造 340人からグローバル1万人企業へ」
「数学で生命の謎を解く失われてゆく、我々の内なる細菌」
「街道をゆく 全43巻セット」
「菊と刀 (講談社学術文庫)」

などなど。

下から2番目の「街道をゆく」はなんと全43巻が揃っての査定となりました。

特に文庫本サイズの本は、需要が高いのはありますが、その分在庫余剰になる場合もあり、シリーズもの1冊1冊だとお値段が付けられないこともございます。しかし、今回は全巻揃い!それだけ希少価値も上がりますので、シリーズものの本をたくさんお持ちで、お譲りいただくかご検討中の方がいらっしゃいましたら、是非、シリーズ揃ってお売りいただきたいと思います。

↑写真の白っぽい背表紙の文庫本が上述の「街道をゆく」です。圧巻ですね~。

上のリストの最後に挙げさせていただいた「菊と刀」、実は私も熟読中なんですが、アメリカ人文化人類学者が戦前戦後の日本人のメンタリティについて論じる内容となっております。これがなかなか、外の国の人が良くもここまで日本人の精神、生活、文化、歴史に入り込んで書けたものだわー!と感心してしまう内容なのです(事実誤認情報もいくつか含まれますが、それはそれで面白い)。戦中、日本対策として日本人を理解する必要に迫られて生まれたものとはいえ、現代の日本人でも「日本人って確かにこうだよね」と気付かされることが多々あります。ただ、この作品が誕生してから月日が経ち、現代日本人との乖離部分もあることも確か。そういった新旧の気づきが面白い本なので、是非、次の方にも手にとっていただきたいです。

今回もたくさんの良書をお譲り頂き、ありがとうございました!

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