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2019/08/08

人文・経済学・政治学書籍の買取いたしました

 

今回の買取も広範囲にわたるジャンルの買取となりました。哲学、宗教などの思想系のもの、文学、音楽や写真などの芸術系のもの、政治学や金融、経済に関するものまで!以下はその中でも特に良い査定額を付けさせていただけた書籍のリストですが、こちらをご覧になれば、その豊富さは一目瞭然ですね。

 

「土門拳 昭和のこども (愛蔵版シリーズ)」「レヴィ=ストロース講義 (平凡社ライブラリー)

「宗教を生みだす本能 ―進化論からみたヒトと信仰」「ブランドをデザインする!

「起業のエクイティ・ファイナンス経済革命のための株式と契約」

「哲学の歴史〈第7巻〉理性の劇場―1819世紀 カントとドイツ観念論」

「政治の起源 上 人類以前からフランス革命まで」「武満徹・音楽創造への旅」

「マッキンダーの地政学ーデモクラシーの理想と現実」

「ソングライン (series on the move)

NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる―最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方」

「読むと書く―井筒俊彦エッセイ集」「プラハの墓地 (海外文学セレクション)

「ブッダの〈気づき〉の瞑想」「アート・スピリット」

「統計学が最強の学問である[ビジネス編]――データを利益に変える知恵とデザイン」

「階級「断絶」社会アメリカ: 新上流と新下流の出現」

「フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)

「発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」

21世紀の資本」「デザイン史を学ぶクリティカル・ワーズ」

「ワークショップデザイン――知をつむぐ対話の場づくり(ファシリテーション・スキルズ)」

「新共同訳―和英対照聖書NITEV44DI

「限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭」

「吉野朔実は本が大好き (吉野朔実劇場 ALL IN ONE)

「アントレプレナーの教科書[新装版]

「愛される「一人店」のつくり方: 自分一人でできる小さな飲食店」

「ザ・ストリートスタイル」「新潮日本語漢字辞典」

 

などなど。

 

上記リストの中の「21世紀の資本」はトマ・ピケティのベストセラーです。何度も買取させていただいていますが、やはりまだまだ人気作ですね。別の経済系の本でも、こちらの本は結構な頻度で引用されていますので、個人的にも読みたい一冊です。700ページを超える大作なので、なかなか手が出ないのですけどね…。

 

今回もピケティの厚さの前にビビッてしまい、ピックアップしたのは別の本です。それがこちら。

「プラハの墓地 (海外文学セレクション)

です。珍しく、文学作品をチョイスしてみました。厚さを回避したのに、これもまあまあのボリュームでした(汗)。

 

写真に写った帯にも書かれていますが、本書は世界的なベストセラーとなった「薔薇の名前」のイタリア人著者、ウンベルト・エーコの作品です。「薔薇の名前」は1980年に発表された作品ですが、本書は2010年発表の比較的新しい作品で、日本での邦訳出版は20162月でした。エーコ氏は邦訳版出版の直前に亡くなっています。

「薔薇の名前」はイタリアの修道院を舞台に起こる殺人事件の犯人を追うミステリ要素中心の歴史長編でした。今回の作品も、詳しく書くとネタバレしてしまうのであまり書けないのですが、シモーネ・シモニーニなる人物が「シオン賢者の議定書」と呼ばれる史上最悪といわれる偽書の作成に関わっていく物語です。

こちらの長編の面白いところは、この主人公のシモニーニ以外の人物はほぼ実在した人物で、物語の舞台になる19世紀ヨーロッパの出来事も史実であるということです。もちろん、既述の「シオン賢者の議定書」も実在した偽書で、ナチスのホロコーストの根拠とされました。それ故に、「史上最悪」という枕詞がしばしば付随します。そういった史実を淡々と述べていくのではなく、シモーネの日記を追うという形で物語が展開していくのですが、その内容にも「薔薇の名前」よろしくミステリ要素が含まれており、そこがまた楽しめるポイントとなっています。主人公のシモーネの人格は控えめに言って最悪なのですが(苦笑)、それにも関わらず頁をめくる手が止まらないのは、そのせいもあると思います。

著者のウンベルト・エーコは記号論学者、評論家、哲学者、文学者で作家、大学教授という肩書を持つだけあって、本作を読むだけでその知識量に圧倒されます。実在の人物、実際の出来事をある程度、周知の事実・常識として作品に入れ込んでいるので、時代背景を予め押さえておかないと、内容理解に混乱する向きはあるかも知れません。そういった細かい史実を理解することが本作での中心課題ではありませんが、歴史小説として読むなら、知識があると読書の深度が増すというか、噛み応えが非常にあるかと思います。

また、エーコ氏の別の作品、「フーコーの振り子」(こちらもベストセラー)にも、本作の登場人物が出てくるようなので、氏の作品を通して作品同士のパラレル感を楽しむのも良さそうですね。

氏の新作を望むことはもはや出来ませんが、また一行、読まなくてはいけない作家リストが伸びてしまいました。

今回も良書をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました!

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