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2021/07/20

心理・精神医学・思想・哲学書籍の買取 「ケインズ全集」東洋経済新報社

今回は精神分析や心理学、経済や哲学、政治などの思想関連の書籍を中心に買取させて頂きました。以下に特に良い査定額をお付けできたものを紹介いたします。

「述語的世界と制度―場所の論理の彼方へ」
「グローバル社会と情報的世界観―現代社会の構造変容」
「天使はなぜ堕落するのか―中世哲学の興亡」
「脱アイデンティティ」
「絵が語る秘密―ユング派分析家による絵画療法の手引き」
「We Have Never Been Modern」
「術語集・問題群 (中村雄二郎著作集 9)」
「野生の思考」
「ケインズ全集〈第5巻〉貨幣論 1 貨幣の純粋理論」
「マルクス古代社会ノート」
「狂気の歴史―古典主義時代における」

などなど。

上記リストのうち、上の方は2000年代に入ってからのものが多くなっていますが、下の方、特に最後の3冊についてはどちらも1970年代の出版となっております。

今回の特に気になる本は、その70年代書籍の中から選びました。

それがこちら

「ケインズ全集」(第5巻は1979年、第6巻は1980年。東洋経済新報社)です。

※上記リストでは「ケインズ全集〈第5巻〉貨幣論 1 貨幣の純粋理論」のみが高額査定品として載ってきていますが、「第6巻 貨幣論 2 貨幣の応用理論」も合わせてお譲りいただいています。当店では全集であっても、人気・需要度に応じて各巻ごとに査定額をお付けしています。

東京経済新報社から発行されている本シリーズ、お譲りいただいた本の帯には「原書は現在全30巻の予定」とあります。
原書である「The Collected Writings of John Maynard Keynes.(Cambridge University Press)」は第19巻が2分冊になった全31冊、30巻が発行されています(1990年刊行完了)。この帯が刷られている時点では原書も30巻まで到達するかハッキリしてなかったようですが、予定通りに刊行されたようですね。

日本語訳について調べたのですが、現在のところ確認できる最新刊である第29巻の「一般理論とその後:第13巻および第14巻への補遺」(2019年)と、英語版第29巻副題「The General Theory and After: A Supplement」が対応しているため、恐らくこれから原書30巻目「The Collected Writings of John Maynard Keynes-Bilbliography and Index」の邦訳版(第30巻)が刊行されるのではないでしょうか。

1990年に原書最終巻が発刊されていることを考えると、訳出に30年以上かかっていることになります。

いえ、そもそもケインズ自身が1946年に死去していることも考え合わせると、原書の出版もかなり時代を経た後だということが言えます。

確かに、ケインズが20世紀以降の経済思想にもたらした影響からすれば、彼の思想を今一度整理しつつ最新の知見も盛り込み・織り込みする作業は非常に膨大な量になるであろうことが容易に想像できます。20世紀のみならず、21世紀に入っても経済不況を前に頻繁に彼の名が引っ張り出されるように、ジョン・メイナード・ケインズは現在でもマクロ経済を語る上では避けて通れない巨人です。そんな人物の思想をまとめる本を編む訳者・研究者のこだわりを思えば、この歴史的大作を前にこのくらいの時間経過など、塵のようなもの・・・なのかも知れません。

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査定の話に戻ります。こちらのシリーズのように全巻刊行が完了していないものは既刊分のみをお譲りいただくことになるのですが、全巻既刊の一般的な「◯◯全集」は全巻揃いでお譲りいただくと、当方では良い査定額を付けやすくなっております。

また、当社のHP上では「買取できるもの、できないもの」の書籍カテゴリーの中で「世界(日本)文学全集・美術全集シリーズ」を買取できないものとして挙げているのですが、このリストをご覧になったお客様から「全集は買取が難しいのですよね?」というお問い合わせをいただくことがあるのです。

答えは「全集すべてがダメなわけじゃないですよ」です。

・・・何か煮え切らない答えになってしまいますが、今回の事例のように時を経てなお需要のある内容のものは一概に全集というだけでダメとは言えず、むしろ高額査定になることもあるということを知っていただきたいのです。

需要があったとしても市場に出回りすぎていて、需要よりも供給量が上回ってしまっているものは買取が難しいこともありますので、「これは買ってもらえるのだろうか?」と疑問に感じられましたらお気軽にお尋ねください。

もしくは、当店の事前見積をご利用いただくことで書籍送付前におおよその査定額を知ることも出来ますので、ご利用ご検討くださいね。

 

今回も良書をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました!

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