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スタッフブログ 買取日記

2023/05/30

物理学などの専門書籍の買取 【188冊 25,636円】

今回は物理学関連の書籍を中心に数学や経済学などの専門書籍を買取いたしました。以下に特に良い査定額をお付けできたものを紹介いたします。

「ベクトル解析30講 (数学30講シリーズ)」
「位相への30講 (数学30講シリーズ)」
「集合への30講 (数学30講シリーズ)」
「アセモグル/レイブソン/リスト マクロ経済学」
「アセモグル/レイブソン/リスト ミクロ経済学」
「集合と位相空間」
「たった1つの図でわかる! 図解経済学入門」
「An Introduction to Thermal Physics」
「A Visual Introduction to Differential Forms and Calculus on Manifolds」
「An Invitation to C*-Algebras (Graduate Texts in Mathematics, 39)」
「Covariant Operator Formalism Of Gauge Theories And Quantum Gravity (World Scientific Lecture Notes in Physics ; Vol. 27)」
「知の果てへの旅 (新潮クレスト・ブックス)」
「確率論 (新装版 経済数学教室 9)」

などなど。

今回上でご紹介したリスト内の本はすべて1冊450円以上で買取させていただいた商品となります。

最高査定額が付いたのは・・・

上記の中で1番良いお値段が付いたものは、「A Visual Introduction to Differential Forms and Calculus on Manifolds」で、査定額1,150円。2018年に出版されました。

まごうことなき洋書ですね(謎)。

著者であるアメリカ出身の数学者 Jon Pierre Fortney氏は2012年時点でドバイにあるZayed大学の教員となっているようですが、こちらの書籍はその在任中に書かれたものでしょうか。Amazonにおけるレビューにも様々な言語が溢れておりますし、SNS上で検索しても本書の評判はすこぶる良いようです。まさに国際的に活躍されている数学者さんなのですね。

数学の専門書、それも洋書となると、手に取って読まれる方は一般的にはなかなかの少数派だと思います。そのため、普通の新刊書店の実店舗ですぐ手に入れることは難しいのではないでしょうか。しかしながら、その道の専門家にとっては絶対に参照しておきたい本というのは少なからずあります。そういった方たちが、望みを託して探すのが古本という市場なのだと思うのです。海外から取り寄せるのはなかなかコストがかかりますし、日本で手に入れられれば安心ですよね。

本書はこの分野を専攻する大学の2~3年生向けに書かれたもののようですし、古本は懐具合が厳しい学生さんたちにも強い味方です。

そんな方たちのニーズを満たすべく、当店ではちょっとマニアックな専門書や洋書(ただし、現在は英語のみ受け付けております)の買取も歓迎しております!

「数学30講シリーズ」朝倉書店も注目!

また、今回リストの上から3冊を占めている朝倉書店発行の「数学30講シリーズ」も当店では高めにお買取りさせていただいている商品。

ところで、30講と銘打っていますが、こちらは全10巻のシリーズです。数学の10主題、すなわち「微分・積分」「線形代数」「集合」「位相」「解析入門」「複素数」「ベクトル解析」「群論」「ルベーグ積分」「固有値問題」が各巻1冊に30講という形でまとめられています。シリーズ全体が1988年から1991年の発行。それから35年近くの歳月が経っていますが、多くの数学徒に愛される名シリーズです。

なお、今回お買取させていただいた「ベクトル」「位相」「集合」以外の主題についても比較的良い査定額が付けられると思いますので、お手元に不要なものがある方は是非、お送りくださいませ。

「数学30講シリーズ」に限らず、古くても需要の高い本は是非買い取らせていただきたいですね。

 

経済学界のスター3人が著した人気書籍

「アセモグル/レイブソン/リスト マクロ経済学」「ミクロ経済学」も高い評価を得ている様子です。

写真の「マクロ経済学」の帯、「スター経済学者による最強入門テキスト」「最新の事例で学ぶから最高にわかりやすい!」の字が踊ります。

そこから察せられるように、こちらの本は基礎から最新の知見(2019年(マクロ)と2020年(ミクロ)の発行)も盛り込まれた入門書となっているようです。

各所レビューを拝見する限り、昨今の経済事象のみならず、どのように経済学的な解釈や分析がされてきたのかといった方法論についてもしっかりまとめられている部分が評価の高さに繋がっているようです。

経済やビジネス関連書籍は、ある事象が過去のものとなってしまった段階でそれについて書かれた本自体へのニーズも下がってしまうため、お値段も低く評価されてしまいがちですが、こういった方法論にまで突っ込んだ書籍というのは長く参照されていくのではないでしょうか。

 

今回も良書をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました!

スタッフN

※写真はお送りいただいたものの一部です。また、査定額および買取額は時々により変動します。本文中の金額は2023年5月現在のものです。

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