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スタッフブログ 買取日記

2017/04/26

よく出会う旧字体

日々本の買取をしていると、戦前や戦中の古い本に出会うこともよくあります。

書名について4.50年ぐらい前の書籍で一目瞭然ですが、戦前の書籍になってくると旧字体の書名も多く解読が難しくなってきます。
今回は備忘録も含めて買取でよく見る旧字体についてご紹介させていただきます。

まずは、「亞」これは「亜」の旧字体ですね。
戦中、戦前の書籍などは「亞細亞○○」「大東亞○○という形でよく目にしますね。

「醫」これは「医」の旧字体ですね。
古い医学書や漢方の書籍などでよく目にします。
同じように「體」は「体」の旧字体で医学書や政治経済関係の書籍でもよく見ます。

「圓」は「円」の旧字体で裏表紙の○○圓と値段の記載に使われますね。

「藝」は今でも東京藝術大学のように比較的目にする機会も多いですが「芸」の旧字体ですね。

「號」は「号」の旧字体でよく雑誌などは第○號のように通しナンバーとして使われますね。

「傳」は「伝」の旧字体で傅説や傅記などがありますね。

「鐵」は「鉄」の旧字体で鐡道や鐵工などがありますね。

こうして見ると昔に比べて今の常用漢字はかなり書きやすくなったなという気もしますね。

また戦前は右から左へ読むため、現在の感覚ですととても読みにくいですね。

この本だと「嵐のヨシッアフ」と読みそうですが「ファッショ(ファシズム)の嵐 」が正解ですね。

 

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