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スタッフブログ 買取日記

2019/12/12

(資格・料理・ビジネス等)実用書籍買取させて頂きました

 


今回の買取は、実用的な書籍が中心でした。例えば、技術士や消防設備士の資格取得のためのテキスト、語学学習、ビジネス系の啓発本、コンピュータ関連、料理本などです。その他にも占いや心理学、神道関連の本などスピリチュアル系のもの、楽譜などもあり、とてもバラエティに富んでいました。以下に、その中から特に良い査定額をお付けできた本をご紹介します。

「連続テレビ小説 まれ 完全版 DVDBOX3」「連続テレビ小説 まれ 完全版 DVDBOX2」
「CD-ROM付 改訂版 英語の発音パーフェクト学習事典」
「技術コンサルティングハンドブック」
「エネルギー管理士試験講座 電気分野〈2〉電気の基礎」
「技術士ハンドブック(第2版)」「連続テレビ小説 まれ 完全版 DVDBOX1」
「消防設備士1類 超速マスター」「消防設備士6類超速マスター」
「消防設備士 4類 超速マスター」
「コーチング・バイブル―本質的な変化を呼び起こすコミュニケーション (BEST SOLUTION)」
「イタリア料理の基本講座 ~定番料理をもっとみがこう~」
「父親の科学―見直される男親の子育て」
「本物のシフト 空(くう)なる叡智へ ダークアセンションから《光の種子》を救い出すために 単行本(ソフトカバー)」
「平尾誠二 名言録 人を動かす120の言葉」「数秘術で占う 366日誕生日全書」
「Microsoft Excel 2016 VBA プログラミング実践 (よくわかる)」
「Excel 2016 マクロ/VBA」

 こちらに挙げた以外の本もすべて2000年以降に発行された本で、状態も非常に良かったです。DVDやCDの付属品も未開封の美品が多い点が良い査定につながりました。

 さて、今回その中でピックアップしたい本がこちら。
「技術士ハンドブック(第2版)」
 です。

 こちらは、2014年11月20日に発行されています。2006年11月に発行された第1版に、技術士の約半数を占める建設分野を対象とした新たな章「建設マネジメント(第6章)」を加え、さらに国内外の最新動向を踏まえた知見等を盛り込んだ第2版です。
 失礼ながら、わたくし、技術士という資格名を今回初めて知りました。技術士とは「科学技術に関する高度な知識、応用能力及び高い技術者倫理を備えていることを国家によって認定されている者」で「科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威ある最高位の国家資格」であるとされています(wikipedia及び、本書の編者でもある公益社団法人 日本技術士会のHP参照)。科学技術と一口に言ってもその範囲は相当広範囲に及ぶので、実際に資格を取得する際には、20(第一次試験の場合。二次試験はこれに「総合技術監理部門」が加わる。)の専門分野から分野を選択して受験します。
「最も権威ある」というところはその合格率にも反映されておりまして、既述の日本技術士会の統計データを見ますと、平成30年の第一次試験の平均合格率はなんと10%を切っております。まさに、選ばれた技術者のみが名乗れる資格なのですね。
すでに書いたように、科学技術と一括に言っても、そのカバー範囲はとても広いのですが、こちらのハンドブックはすべての分野の技術士の方の「ベースとなる知識を手軽に参照できる本(編集委員長の「刊行にあたって」より引用)」となることを目指して作られており、個別具体的な技術知識に触れている部分はあまりありません。ですが、「今更こんな基本的なこと、人に聞けないな」というような事柄について簡略かつ明瞭にまとめてある点が素晴らしいと思います。技術士にはあまり縁がないと思われる経営や品質のマネジメントのことなど、知識として手薄になりがちと思われることについてもまとめてあるのが憎いですね。本当に、困ったときにサッと参照できる本です。
本書はあらゆる分野に共通の知識として最初の3章を、技術に関する実践知識として続く6章を、そして最後に「技術士のアイデンティティを示す指標知識として」3章をあて、計12章で構成されています。素人的には、そのメーンの付録、戦後日本がどのような科学技術をもってどのような開発をし、成果をなしてきたのかを表した年表が非常に興味深かったです。近年陰りがちだと思い込んでいた日本の科学技術も、まだまだ捨てたものではないなと思わせてもらえ、明るい気持ちになりました。それも優秀な技術者の皆さんに支えられてのことですね。

今回も良書をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました!

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