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2020/06/15

経済、哲学・思想、歴史等に関する図書を多数買取いたしました。

今回は経済や哲学・思想、歴史に関する書籍を中心に多数買取させていただきました。

その中でも特に良い査定額をお付けできた本を以下に紹介いたします。

「社会心理学キーワード (有斐閣双書―KEYWORD SERIES)」
「老子―トルストイ版」「ドイツ経済思想史」
「選択の自由―自立社会への挑戦 (日経ビジネス人文庫)」
「つながる脳科学 「心のしくみ」に迫る脳研究の最前線 (ブルーバックス)」
「グローバル経済史入門 (岩波新書)」
「北京のアダム・スミス――21世紀の諸系譜」「ハイエク、ハイエクを語る」
「宗教の社会学: 東洋と西洋を比較して (叢書・ウニベルシタス)」
「栗本慎一郎の脳梗塞になったらあなたはどうする―予防・闘病・完全復活のガイド」
「奴隷の国家」「競争の倫理―フランク・ナイト論文選 (シリーズ・現代思想と自由主義論)」
「アイザイア・バーリン」「アメリカの反知性主義」
「近代啓蒙批判とナチズムの病理―カール・シュミットにおける法・国家・ユダヤ人」
「ソーシャルパワー:社会的な“力”の世界歴史〈2〉階級と国民国家の「長い19世紀」(下) (叢書「世界認識の最前線」)」
「ソーシャルパワー:社会的な“力”の世界歴史〈1〉先史からヨーロッパ文明の形成へ (叢書「世界認識の最前線」)」
「勤勉の哲学―日本人を動かす原理 (PHP文庫)」「私にとっての宗教」
「全体主義体制と権威主義体制」「支那社会の科学的研究 (1939年) (岩波新書)」

 などなど。

 上記の中から選ぶ今回の「気になる一冊」はこちら

 「アメリカの反知性主義」

 です。

 こちらのみすず書房の日本語版は2003年に出版されたものですが、リチャード・ホフスタッター著の原著「Anti-Intellectualism in American Life」が本国アメリカで出版されたのは1963年のことでした。なんと、実に40年もの月日が経過した後の邦訳出版です。1964年に本著がピュリッツァー賞をとっていることも考えると、そのタイムラグを非常に意外に感じるのは私だけではないと思います。

 それが何故なのかはさておき、遅ればせながらでも翻訳版の登場によってなのか、日本でも「反知性主義」と題した書籍が2010年代にちらほら出版されているようです。しかし、ホフスタッター言うところの「反知性主義」とは、いささか趣が異なるきらいがあるようです。実際に、「反知性主義」という語の持つ印象は、単に「「知性」に反するもの」として誤解を受けやすいもののように思います。

 その詳細については、もちろん、こちらの書籍にあたって頂くのが一番かと思いますが、いくつか本書のページを繰ってみた者としての追記めいたものをさせていただくとすると、アメリカの「反知性主義」を語るにあたっては、アメリカという国の成り立ちそのものから見直す必要があるのだということです。

 ホフスタッターの経歴をみると、政治史家とするものもあれば、歴史家としていることもあるのはそういったわけなのですね。

 本書でも植民地時代の信仰から本章に入り、知識人と政治の軋轢、教育に及ぼした影響などに論点を絞りつつ、歴史を追いながら「反知性主義とはなにか」「アメリカの知的伝統とはなにか」を検証しています。

 ホフスタッター自身、恐慌下のニューヨーク州に生まれ、共産党に参加した経歴を持ち、マッカーシズム渦巻く中で資本主義を懐疑的にみる視点が本著を生み出す原動力になったのかもしれません。

 そういった意味でも、日本でいうところの「反知性主義」とアメリカの「反知性主義」はその根っこ自体が違っているので、単純にホフスタッターの指摘が現代風にも敷衍可能だとは言えませんが、それでも1960年代に書かれたとは思えない、斬新な指摘が今なお本著にはあると思います。

 今回も良書をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました!

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