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スタッフブログ 買取日記

2023/11/17

東洋医学関連書籍の買取 【70冊 16,901円】

今回は鍼灸を中心とした東洋医学の書籍を買い取らせていただきました。以下に特に良い買取額が付いたものを紹介いたします。

『オンデマンド版 方意弁義』
『開業鍼灸師のためのガイドBOOK 日本人が書いた中医鍼灸実践マニュアル 下巻 臨床で使える鑑別法と治療法』
『素問』
『新・古典の学び方』
中医針灸学の治法と処方―弁証と論治をつなぐ』
『開業鍼灸師のためのガイドBOOK 日本人が書いた中医鍼灸実践マニュアル 上』
『薬膳の基本』
『鍼灸学釈難』
『中医鍼灸 臨床経穴学』
『図解 鍼灸療法技術ガイド II: 鍼灸臨床の場で必ず役立つ実践のすべて』
『針灸舌診アトラス』

などなど。

上記はすべて1冊あたり400円以上で買い取らせていただいた書籍の一覧となっております。また、下にいくほど買取額が高くなっており、一番下のこちら

『針灸舌診アトラス』藤本 蓮風 ほか著、1983、緑書房

は1,670円ほどで買い取らせていただきました。

 

少し身体の調子が悪いな?と何気なく鏡で自分の舌を見てみたら、「なんだか色も悪いし、端が波打っているような・・・(汗)」

というご経験をされたことはありませんか?わたしはしょっちゅうあるのですが(←)舌は実際、身体の様々な症状を映す鏡のような器官でもあります。

例えば、舌の色・質感・舌苔(舌の上に付着する白い苔状のもの。舌の凹凸に菌等が付着することで形成され、これが厚くなると菌の温床となり、口臭や誤嚥性肺炎の誘因となる可能性があります。)などの状態を診ることで、その身体症状はどのような部分の不調から来ているのかを診断する助けとなります。

本書では370枚のカラー写真と100枚を超す挿図で診断の実際例を紹介すると共に、針治療を経て舌の状態がどのように変化していくのかまでもカラーで掲載しています。このように親切な図解は臨床家の方にとっては大変にありがたいものなのではないでしょうか。

 

同じ緑書房から出ている『薬膳の基本』辰巳 洋 (著)、2008 (下写真)もどのような身体症状に効くのかが分かる薬膳料理のレシピ本で、非常に実用的です。身体に良いだけでなく、ちゃんと美味しそうなのが良いですね。

   

東洋医学書は値崩れしにくい傾向

以前にも東洋医学関連書籍の買取事例をご紹介しましたが、そちらでもご案内いたしましたように東洋医学関連(今回のような鍼灸・ツボ関連や漢方など)の書籍は発行から年月が経過していても比較的良い金額で買い取らせていただくことが多いです。

上記の『針灸舌診アトラス』も発行から実に40年が経過していますが、このように未だに高い評価を得ています。

こちらの本の場合は、図示と各症状への解説がここまで充実した類書が発行されていないことが珍重される理由にもなっていますが、他の東洋医学書にも長い歴史を経て積み上げられてきた安定感を漂わせるものが少なく有りません。市場取引価格のように内容も安定しているのがこのジャンルの特長です。

(※一部、眉唾ものの情報が記載されている本もなくはないですが、ここで詳細を詰めるのはやめましょう・・・。)

もし、ご自宅に眠ったままになっている東洋医学書がございましたら、是非、当店にお売り下さい。

西洋医学書も、もちろん買取OKです。が・・・

東洋医学だけでなく、当店では西洋医学をベースとした医学書も買取対象となっております。

ただ、最先端医療を紹介したものや、それにまつわる技術のハウツー本などは一度新たな技術が開発されてしまうと一気に情報が古くなり需要が落ちてしまい、買取価格も同様に下落してしまいます。それは医学書に限らずビジネス本など時事的な性質の強い他ジャンルの本すべてについても言えることです。

当店をご利用いただく方の多くは「大切に使っていた本なので、次の誰かに是非使ってほしい」という素晴らしい心意気をお持ちなのですが、せっかく売ってくださった本も使いたい人がいなければ誰の手に渡ることもありません…。

ですので、どうか是非、本は“旬”のうちにお売り下さい。買取価格が断然違うということもありますが、何より「次の人の手に渡る」確率が違ってきます。

 

今回も良書をたくさんお売りいただき、ありがとうございました!

スタッフN

※写真はお送りいただいたもののうちのほんの一部です。また、買取額は市場の需要と供給のバランスにより変動します。本文中の金額についてはあくまで記事作成時のものとお考えください。

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