2024/01/31
生物学・歴史・法律関連の書籍買取 【220冊 19,037円】
今回は分類学や生物進化などに関連した生物学の本や、歴史のほか著作権や税、ビジネス関連の法律に関連した書籍などを買取いたしました。以下に特に良い値段で買い取らせていただいたものを紹介します。
『森づくりの原理・原則-自然法則に学ぶ合理的な森づくり』
『アイスクリームの歴史物語 (お菓子の図書館)』
『新しい植物分類体系—APGで見る日本の植物』
『一冊でわかるギリシャ史 (世界と日本がわかる 国ぐにの歴史)』
『著作権トラブル解決のバイブル! クリエイターのための権利の本』
『絵でわかる樹木の知識 (KS絵でわかるシリーズ)』
『身近にある毒植物たち “知らなかった”ではすまされない雑草、野菜、草花の恐るべき仕組み (サイエンス・アイ新書)』
『アヒマディ博士の宝石学』
『Q&A 競業避止、営業秘密侵害等の不正競争に関する実務』
などなど。
上記はすべて1冊あたり300円以上で買い取らせていただいたもののリストで、下にいくほどお値段が高くなっております。
一番下のこちら
『Q&A 競業避止、営業秘密侵害等の不正競争に関する実務』岡本 直也 (著)、2021、日本加除出版
は1冊635円で買い取らせていただきました。
「競業避止」・・・あまり耳慣れない言葉ではないでしょうか。
例えば、会社と労働者が取り交わす誓約書や就業規則の中に「競業避止義務」に関する項目があるとします。これは「この会社に在籍している間や退職後にウチのライバル会社に所属したり、ライバル会社を作ったりするのはヤメてね」というような約束事のことで、承諾した労働者にはこれを守る義務が発生します。
とはいえ、同業他社に転職した後でもそのノウハウを活かすことができないのでは社会全体の成長を阻害することにも繋がりかねません。労働者の側から見ても「キャリアアップ」なんて夢のまた夢です。(憲法で保障されている「職業選択の自由」にも抵触しますしね。)
そのため、両者の利益を守るべく、競業避止義務についての取り決めにも「退職後◯ヶ月以内は守られるべき(でも、それを過ぎれば守る必要はない)」「具体的にはこういうことをすると競業避止義務に違反すると認められる」など、現在までの判例を通して形成されたルールがあります。
本書ではそういった「競業避止義務を含む雇用契約の有効性はどこまでが認められるのか?」「もし、従業員が競業避止義務違反をしていた場合、会社としてはどのような罰則を課すことができるのか?」など具体的なQ&Aを80個例示することで、その運用を解説しています。国から提示された競業避止や不正競争に関するガイドラインや判例、関係法令を数多く引用することで、特に人事関連部署の方にはすぐに役立つハンドブックとなっています。
今回も新しいものが多めでした
前回の記事も「新しい本が多かった」と書きましたが、今回も上記リストはすべて2010年以降に出版された本が占め、全体的に新しい本を多く買い取らせていただきました。
時代を超えて愛され続ける名著というのは古くなっていてもその価値が失われるどころか、再評価を受け上がることもあります。当店では、そういった本の価値を評価しISBNやバーコードのないような書籍でも買取を歓迎しております。しかしながら、そういった本の多くは改訂版や新訳も出ることも多く、旧版はそれを受けて需要が落ちてしまいがちです。(一部、初版にプレミアがつくようなものは除きます。)
また、上で紹介した『Q&A 競業避止、~』のように法律が絡むものや最先端科学技術を解説した本、ビジネス関連書籍などは新しい情報がモノをいう書籍です。情報が古くなってしまえば買いたいと思う人も減り、せっかくお売りいただいても誰の手にも渡らぬまま古紙回収にまわされてしまうかも知れません。
是非、その本の“旬”のうちにご売却をご検討ください。
今回も良書をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました!
スタッフN
※写真はお送りいただいたもののうちのほんの一部です。また、買取額は市場の需要と供給のバランスにより変動します。本文中の金額についてはあくまで記事作成時のものとお考えください。