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2021/06/22

船に関する書籍を中心に和書・洋書を買取 「輪切り図鑑 大帆船―トラファルガーの海戦をたたかったイギリスの軍艦の内部を見る」

今回は文学や暮し、語学、船に関する本を買取させていただきました。その中でも特に良い査定額をお付けできたものを紹介させていただきます。

「16世紀の帆船 (三省堂図解ライブラリー)」
「Masting and Rigging of English Ships of War, 1625-1860」
「Great Ships: The Battle Fleet of King Charles II」
「輪切り図鑑 大帆船―トラファルガーの海戦をたたかったイギリスの軍艦の内部を見る」
「新約ギリシヤ語逆引辞典 (1977年)」
「世界の帆船―写真集 Windjammer (1976年)」
「洋書 The Anatomy of Nelson’s Ships ネルソン提督/帆船」
「洋書 版画作品集 The Prisons Le Carceri/Giovanni Battista PIRANESI ピラネージ」
「洋書 Uniforms of the Royal Navy During the Napoleonic Wars ナポレオン/海軍/制服」

などなど。

「新約ギリシヤ語逆引辞典 (1977年)」「洋書 版画作品集 The Prisons Le Carceri/Giovanni Battista PIRANESI ピラネージ」以外は見事に船に関する書籍ですね。そして、洋書が半分ほど含まれております。古書店によっては、洋書は買取対象外であったりすることもあるのですが、当店では洋書(英語)も買取対象となります。特に希少価値のある専門書籍は需要も高いため、むしろ歓迎いたします。思い入れがあるのに行き場に困った洋書をお持ちの方は、是非当店にお譲りください。

そんな洋書の中にも気になる本はたくさんあったのですが、今回特に惹かれた一冊がこちら。

「輪切り図鑑 大帆船―トラファルガーの海戦をたたかったイギリスの軍艦の内部を見る」(1994年 、岩波書店)

です。

同じく岩波書店から1992年に発行された「輪切り図鑑 クロスセクション―有名な18の建物や乗物の内部を見る」の「クロスセクション」シリーズ第二弾です。前回は“城,天文台,客船,潜水艦,海底油田,大聖堂,オペラハウス,汽車などを輪切りにしてその内部を見る”という内容でしたが、今回はイギリス軍艦の内部を10ヶ所で輪切り(=Cross-Section)にして紹介しています。

まあ、その描写の細かいこと…!船そのものの描写もそうですが、詰め込まれた積荷や、船倉を走り回るねずみや虫、戦いによって傷ついた人々など何気なくグロテスクなものも、サラリと克明に描かれています。スティーブン・ビースティーという方がイラストを担当しているのですが、ほとんど偏執狂といっても良い細かさですよ(←褒めてます)。

「ウォーリーを探せ!」を彷彿とさせる細かさですが、もう1つ「ウォーリー」を思い起こさせる仕掛けがあるのです。巻頭のカバー折返しに「密航者」の少年の絵があるのですが、各場面にこの少年が潜んでいるとのこと。思わず顔を近づけて少年探しに没頭してしまうこと、請け合いです。

そういえば、「ウォーリーを探せ!」も、本書の原書である「Cross-Sections: Man-of-War」もイギリス生まれですね。イギリスの方はこういった細かい描写が好きなのかしら・・・?

 

ところで、こちらの大帆船、副題にあるように「トラファルガーの海戦をたたかった」軍艦であるネルソン提督のヴィクトリー号がモデルとなっています。トラファルガーの戦いといえば、1805年にフランスのナポレオンがイギリス侵攻を目指したためにおこった戦いです。ネルソン提督の元、イギリス軍はナポレオン軍を撃退、ナポレオンはイギリス本土上陸を諦めることになります。恐らく未だに英雄譚として英国少年少女たちに歴史の授業で教えられているであろうこのエピソードを絵本にした本作、本国ではまた特別な意味をもって読まれていることでしょう。そういったイギリス愛あふれる裏事情も手伝ってか、図の横に沿えられた当時の豆知識も、非常にしっかりした歴史考証のもと作成されているようです。勉強になります。

 

こちらのスティーブン・ビースティー氏がイラストを手掛けた「クロスセクション」シリーズ、岩波書店からは翻訳版3冊が出版されていたようですが、大人の事情があってか比較的新しいものについては、あすなろ書房や偕成社が翻訳版を発行しているようです。「人体断面図鑑」や「モノづくり断面図鑑―ドーナツから宇宙ロケットまで」といった興味深い”輪切り絵本”がたくさん出ているようですので、この作風にハマった方は同氏の作品を検索してみると良いかと思います。

 

今回も良書をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました!

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