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スタッフブログ 買取日記

2023/04/14

社会学・経済学・心理学等の専門書籍の買取 【193冊 13,402円】

今回は社会学や経済学、心理学などに関連する専門書籍の買取をいたしました。以下に特に良い査定額をおつけできたものを紹介いたします。

「現代税制改革史―終戦からバブル崩壊まで」
「反マキアヴェッリ論 (近代社会思想コレクション)」
「経済学史入門: 経済学方法論からのアプローチ」
「Lords of Finance: The Bankers Who Broke the World」
「ホワイトカラー労働組合主義の日英比較: 公共部門を中心に (青山学院大学経済研究所研究叢書)」
「学校と街の物語: 成城学園の100年をつくった人びと」
「ドイツ福祉国家思想史」
「愛を科学で測った男―異端の心理学者ハリー・ハーロウとサル実験の真実」
「視覚新論」
「点字・点訳基本入門」
「数覚とは何か?―心が数を創り、操る仕組み」
「ヒトはなぜ神を信じるのか―信仰する本能」
「マルクス経済学―価値と価格の理論 (1977年)」

などなど。

上記のリストを見ると、心理学にも密接に関連する脳科学・認知系の書籍も含まれています。一瞬、純粋な数学の本かな?と思われた「数覚とは何か?―心が数を創り、操る仕組み」も脳科学が深く関わっている本です。Amazonの本書カタログの情報を読んだ限りでは、もともと数学者である著者スタニスラス・ドゥアンヌ氏がヒトや動物が数を扱う能力=「数覚」の実態について綴ることで数をめぐる脳内ネットワークの不思議を明かす、という内容のようです。数学者的視点と脳科学的視点が交差する本というのも珍しいのではないでしょうか。著名な進化心理学者、長谷川眞理子氏も翻訳を担当しているという点も興味深いですし、いつか読んでみたいです…!

また、記事最後に今回お買取りさせていただいた書籍の一部の写真を掲載させていただいているのですが、1番左の写真の右端に写った書籍(「脳の中の身体地図―ボディ・マップのおかげで、たいていのことがうまくいく」)については、以前当ブログでレビューを書かせていただいたことがあります。こちらの本も脳科学の本として非常に面白かったのですが、少しだけ市場価格が下がってしまったようで、今回はリスト入りしませんでした。

内容が変わらなくても、このように日々本の価格というのは変動しています。意外かと思われるかも知れませんが、本にも旬はあります。内容が古くなってしまう前に、読み終わった本は是非当店にお譲りください!

 

ちなみに、上記リストの中で1番の高額査定となったのも、上記「数覚とは何か?―心が数を創り、操る仕組み」でした。状態としては、線引き・書き込みがあったためやや減額査定となってしまったのですが、それでも1冊で1,300円を超えるお値段となっております。※当店では角折れや書き込みのある書籍についても買取しております。詳細はこちら

他にも、「現代税制改革史―終戦からバブル崩壊まで」「愛を科学で測った男―異端の心理学者ハリー・ハーロウとサル実験の真実」「視覚新論」「マルクス経済学―価値と価格の理論 (1977年)」は今回一冊あたり500円を超える査定額をおつけしています。他の3冊は2008年以降の比較的新しい本でしたが、「マルクス経済学~」は1977年の出版です!先述のように価格変動する古書の世界にあってもマルクスのタイトルは安定の評価ですね。

 

今回も良書をお譲りいただき、誠にありがとうございました!

スタッフN

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