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スタッフブログ 買取日記

2021/04/11

第1回 ノースブックセンターの考え方編

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八王子で通販専門の古書店としてオープンしてから、16年以上が経ちました。

お陰様で、多くのお客様に支えられて、ここまでやってくることができました。今回、これまでの当社の足取りを顧みた結果、今後もお客様と良好な関係を続けさせていただくために、改めて当社のことをお伝えしたいと思い至りました。

この特別記事において、当社が考えていること、サービスの内容・特徴などをお話させていただきますので、よろしければお付き合いいただけますと幸いです。

 

【古書店として 次の人に繋ぐお手伝い

 本はたくさんの知識を与えてくれます。素敵なことに、本が持つ知識という宝物は、本に触れた人であれば誰でも得ることができるのです。

当社は古書店として、たくさんの知識を持つ本を、次の人に繋ぐお手伝いをしていきたいと考えています。

 

【買取できる本・価格の付け方】 

しかし、残念ながら当社では、あらゆる古本を買い取れるわけではありません。

買い取ることのできる本は、大前提として、次に使う方が気持ちよく使用できる状態のものに限られます。

また、買取価格については在庫状況、過去の販売実績、今後の需要の見込み、状態(使用感、経年感、書込みなどの傷みの有無等)等の複合的な要因で決定しています。

個別に判断する必要があり、一概にご説明するのは難しいところではございますが、下記のような基準のもと、買取を行う傾向にあります。

  • 情報重視の本(例:旅のガイドブック、資格試験の問題集)は、新しいものに良い値が付く
  • ちょっと前のベストセラーは市場で飽和しているため、安い値が付く(売りたい人の数>買いたい人の数)
  • 古典的名著などは、古くても良い値が付く(売りたい人の数<買いたい人の数)

どんなに素晴らしい本でも、売ってくれる人の方が多いと買取価格は低くなってしまいます。

その他、ご質問の多い文学全集や、雑誌、コミック、小説、CD・DVDなどのディスクの買取については、次回記事「2回 買取できる本とは~ジャンル編~」で他社と比較しながら解説させていただきます。当社では買取が難しいものでも、他社では得意としているものもございます。是非参考になさってください。

また、状態別の買取可否については「3回 買取できる本とは~状態編~」で触れますので、よろしければチェックしてみてください。

 

【最大多数の最大幸福を目指せるなら -省コスト、手間+安心-】

どうして当社は、「これは買い取れるけど、それは無理」というのでしょうか。 

本当はお客様に手間をとらせず、「なんでも送ってください!こちらで売れるものと売れないものに分けます!」と言いたいのです。

ですが、先述した複合的な要因に基づき価格を決定する以上、どうしても採算上受け入れられない商品が出てしまいます。お値段が付かなかった本は、やむを得ず古紙回収などで処分することになります。

お客様が一生懸命に箱詰め及び発送し、配送業者様が運び、当社でもそれを荷解き及び査定するなど、様々な人的コストを要するにもかかわらず、最終的には値段も付かず本は廃棄される。

  • お客様の、次の人に使ってほしいという期待に沿えない・・・
  • 配送業者様がせっかく運んでくれた苦労が報われない・・・
  • 当社としても手間とコストだけがかかり採算がとれない・・・

誰も幸せではありません。

それなら、お手間を取らせる前に買取ができない旨をご案内する方が親切であると、当社は考えます。

 

同様の目的で当社が行っていることに「事前見積」があります。本をお送りいただく前におおよその買取額を提示するサービスです。こちらをご利用いただくことで、上記のような全体の手間やコストを省くことが出来ますし、安心して当社に商品を送っていただくことができます。

また、同じく安心の売却経験をしていただくために、当社では査定額について「承認制」を選択できます。これは、査定額にご納得いただけず「非承認」の判断をされた場合は、商品を返送させていただくサービスです。当社のサービスについては「第4回 安心してご利用いただくために」で改めて触れます。

そして最後に・・・

当社だけで本の適材適所を目指せるとは考えていません。

古書業界全体で目指していかなければいけないと考えています。

その考えを形にしたのが「古本一括査定.com」です。

各古書店がそれぞれの強みを活かし、全体として「本の適材適所」を目指していければと考えています。

古本一括査定.comについては「第5回 本の適材適所とは」で改めて触れます。

 

本の適材適所を目指したい

本来であれば、たくさんの知識を与えてくれるはずの本。それが人目につかずに捨てられてしまう・・・

そのようなことが無くなり、それぞれの本が最適な買い手に買われ、再度読んでもらえるよう願って筆を執りました。

各古書店の得意・不得意分野を知り、納得・安心して本をお譲りください。

買取依頼したい方はこちらから!