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2021/10/06

プログラミングに関する書籍の買取 「数学ガール/ガロア理論 (数学ガールシリーズ 5)」ソフトバンククリエイティブ㈱

今回はプログラミングに関する書籍を中心に買取をいたしました。その中でも特に良い査定額をお付けできたものをご紹介します。

「2週間でできる! スクリプト言語の作り方 (Software Design plus)」
「ふつうのコンパイラをつくろう」
「数学ガール/ガロア理論 (数学ガールシリーズ 5)」
「達人に学ぶDB設計 徹底指南書 初級者で終わりたくないあなたへ」
「C++のためのAPIデザイン」
「ロベールのC++入門講座」
「プログラミング言語を作る」
「エキスパートCプログラミング―知られざるCの深層 (Ascii books)」

などなど。

ご覧のようにC++のものが多い印象ですが、JAVAを中心に据えたものもありました。本記事最後の写真を見ると、GOなどもありますね。

さて、今回の「気になる1冊」も当然、そのようなプログラミング言語に関するものにしようかと思ったのですが…。あえて、上記リストから1冊だけ表題の毛色が異なるものをピックアップしてみました!

それがこちら。

「数学ガール/ガロア理論 (数学ガールシリーズ 5)」(2012年 ソフトバンククリエイティブ株式会社)

です。著者は結城浩氏。元プログラマでC言語やPerl、JAVAなどプログラミング言語に関する本を多数執筆しています。本作は、そんな結城氏が数学について書いた全6巻からなるシリーズの第5弾です。

この「数学ガール」シリーズの各作品名を順に挙げますと・・・

  1. 「数学ガール」
  2. 「数学ガール」フェイルマーの最終定理
  3. 「数学ガール」ゲーデルの不完全性定理
  4. 「数学ガール」乱択アルゴリズム
  5. 「数学ガール」ガロア理論
  6. 「数学ガール」ポアンカレ予想

となっております。最後の「ポアンカレ予想」についてはこちらのブログでちらっと触れたこともありました。

 

しかし…こちらのシリーズ、高校生である「僕」が四人の少女(シリーズ序盤では「僕」と同級生のミルカさんの2人が登場。巻を追うごとに主な登場人物が増えます。)と会話をしながら数学のエッセンスを学んでいく小説的スタイルをとっている「一般書」ではあるのですが、各巻の副題にある数学的用語に尻込みする読者も多いのではないでしょうか。

「ゲーデルの不完全性定理」なんて、高校で数学に挫折した当方、触れたことのない用語です。「乱択アルゴリズム」についても然り。この「乱択アルゴリズム」の巻では確率とコンピュータの関係を記述しているということで、数学アレルギー持ちとしては、コンピュター言語についてもアレルギーを起こしがちです。読んでもどうせ分からいんじゃないの・・・?と。

しかし、この「数学ガール」は、こちらも以前当ブログで取り上げたコンピュータ関連の書籍の中からのピックアップ本「白と黒のとびら: オートマトンと形式言語をめぐる冒険」と同様、「IT」「コンピュター」「プログラミング」という言葉を聞いただけで逃げ出したい人にこそ、非常にオススメしたい書籍なのです。

 

まずは、「白と黒の~」と同様、主人公が設定された物語調で、堅苦しくなく読めること。そして、設定された問題を理解できた瞬間の、なんとも言えない達成感と爽快感…!これは読んだ者でないと分からないと思います。

「数学ガール」シリーズは2014年に日本数学会出版賞を受賞していますが、それも納得。こういう本を数の世界にノックアウトされる前の若い自分に教えてあげたかった…。数学的思考の、なんというか「スタイル」みたいなものにもっと早く触れられれば、子どもたちの理系離れも防げるのではないかなどと思ったりもします。本書はそういった数学の楽しさを教えてくれる1冊だと思います。そして、その数学的思考スタイルがプログラミングに応用できるとしたら、遅まきながら、その分野にも挑戦してみようという明るい展望も開けてきそうです。

ただ、紙面では2次方程式だの、三角関数だのという言葉が出てくるので、よっぽどの数学好きでないとお子さんには難しいと言わざるを得ません。一応、図示が多様されていて、説明もわかりやすいので話の流れは理解できるとは思うので、「算数・数学好きのウチの子に挑戦させたい!」という親御さんはチャンレジされても良いかも知れませんね。

ちなみに、こちらのシリーズ、上述したように巻を追うごとに登場人物が増えること、以前扱った内容を後続巻で復習することなどもあり、1巻から順に読むのがオススメです。もちろん、数学的テーマが各巻ごとに異なっているので、どこから読み始めても数学的な面白さはそこまで損なわれませんが、「僕」や少女たちの恋模様を追う小説的側面からも順読みがよろしいのではないでしょうか。

1つだけ、本シリーズに注文をつけるところがあるとすれば、主人公「僕」の中学生の従妹、ユーリちゃんのキャラクターでしょうか…。語尾が「にゃ」になる数学少女とか、中年女には毒が強めです(苦笑)。

 

今回も良書をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました!

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