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2019/07/03

経済学書、社会学書、心理学書籍の買取

 

今回は非常に多様なジャンルの本を多数買取いたしました。写真をご覧になるとマクロ・ミクロ経済学の本が多く目につくと思いますが、その他にも社会学や心理学、法学の本まで様々な本がありました。また、どちらの本も状態が良い上に専門性が高いこともあり良い査定額を付けられたものも多かったです。多くなりますが、以下にその一部をご紹介します。

「古墳時代の埋葬原理と親族構造」「専門家の知恵―反省的実践家は行為しながら考える」
「「影響言語」で人を動かす」「新装版 ミルトン・エリクソンの催眠療法入門」
「現代経済学の数学的方法――位相数学による分析入門 (岩波オンデマンドブックス)|岩波オンデマンドブックス」「愛着障害と修復的愛着療法―児童虐待への対応」
「ドリームボディ―自己(セルフ)を明らかにする身体」
「動学マクロ経済学 成長理論の発展」「経済分析の基礎」
「自己増殖オートマトンの理論」「地域福祉推進の理論と方法」「日本国憲法〔全訂第4版〕」
「ポジティブ認知行動療法: 問題志向から解決志向へ」
「学習性無力感―パーソナル・コントロールの時代をひらく理論」
「マンキュー マクロ経済学I入門篇(第4版)」「ミクロ経済学[増補版]」
「マクロ経済学 第4版 (現代経済学入門)」「行政権の法解釈と司法統制 (Keiso c books)」
「労働と資本の国際移動―世界都市と移民労働者」「上級マクロ経済学」
「憲法学教室 第3版」「行政訴訟と権利論 (学術選書)」
「ポスト・ケインズ派経済学―マクロ経済学の革新を求めて―」
「世界経済史概観 紀元1年~2030年」「NLP実践マニュアル」
「人権論の新構成 (学術選書 3)」「行政上の主観法と法関係」「精神分析と関係概念」
「ポスト・ケインズ派のマクロ経済学―21世紀の経済政策の基礎を求めて」
「現代臨床心理学―クリニックとコミュニティにおける介入の原理」
「飲酒問題とその解決―ソリューション・フォーカスト・アプローチ」「力学系入門」

どの本もとっても気になったのですが、今回ご紹介したい本はこちら。
「愛着障害と修復的愛着療法―児童虐待への対応」
です。

 こちらの本は1998年にアメリカで出版された「Attachment ,Trauma ,and Healing -Understanding and Treating Attachment Disorder in Children and Families」を訳したもので、2005年12月に初版が発行されました。原題には「児童虐待」に当たる「Child Abuse」という文言がないのですが、邦題のサブタイトルには入っていますね。日本では「虐待」というワードが入ることで愛着障害を抱える子ども像が想像しやすいですし、被虐待児に愛着障害傾向があることは想定しやすいからかも知れませんが、こちらの本では被虐待児だけをトリートメント対象としているわけではありません。より広範囲な愛着障害療法の手引きだと言えると思います。
そのためか、愛着形成に問題のある子どもの行動様式や、問題のある養育者の態度などが紹介されている部分では、自分自身がどちらか、あるいは両方にあてはまる部分があるのではないか?という目線になってしまい、やや重い気分になりました(苦笑)。
 
 こちらの本、愛着障害の当事者を子どもだけと捉えるのではなく、養育者(親や里親)、拡大親族や関係機関なども包括的にプログラムに組み込んで介入する、短く言えば愛着療法に家族療法を組み込んでいる点が新しいとのことなのですが、何せ原書が出版されたのは20年以上前です。子どもと養育者の愛着を形成する上で「母親が家で子どもと一緒に居るべきか、外で働くのが良いのか」の議論があるとか、さらっと書かれてしまっているあたりにも古さを感じてしまいました。意外と当時のアメリカも保守的です。
ただ、日本でもそういった価値観は否定されつつあるものの、実際には3歳児神話が未だに信奉されていることを伺わせるエピソードを身近に聞くこともありますし、悲しいことに20年前のアメリカの知恵だって、今の日本ではまだまだ通用する部分もあるのかも知れません。
 その感想に呼応するように、アメリカで運用されている方法を日本にそのまま適応できるのか?という点も本書後半に短くまとめられています。しかし、セラピストをアメリカほどは潤沢に配置できないとか、愛着障害を持つ子どもが関連しそうな更生施設や矯正施設、社会福祉施設に愛着障害という概念そのものを定着させなければならないといった日本ならではの課題が挙げられており、理想の実現には遠い印象を受けました。

 昨今、ネグレクトだ、暴力だと子どもが犠牲になる悲しいニュースが多いですね。あんな治療介入の余地すらないような悲しい子ども達が氷山の一角ではなく非常に稀で極端な例であり、危機から救われた子ども達には本書のような手厚い癒しが施されていると信じたい、施されていくべきだと強く思った読後でした。

 今回も良書をたくさんお譲りいただき、ありがとうございました!

 

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