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2022/07/20

心理学、経済学書を中心とした書籍の買取と「子どもと大人の主体的・自律的な学びを支える実践 教師・指導者のための自己調整学習」2021年福村出版

今回は、心理学、経済学書を中心とした書籍を多数買い取らせていただきました。
以下買取価格の良かったものはこちら。

「生活困窮者への伴走型支援――経済的困窮と社会的孤立に対応するトータルサポート」

「アクティブ・ラーニング時代の実践をひらく「障害児の教授学」」

「子どもと大人の主体的・自律的な学びを支える実践 教師・指導者のための自己調整学習」

「日本史上の中国―金印・那須国造碑・飛鳥・新律綱領・令集解」

「アピアランス〈外見〉の心理学」

「犯罪学ハンドブック」

などなど。

  今回は、発行年が新しく、状態も非常に良かったため全体的に良い買取価格をお付けすることができました。教育書籍は時代とともに変化していく分野のため、残念ながら古い書籍はお値段が付きにくいです。教育書籍は読み終わりましたら、なるべく早めにお売りいただくのがコツかと思われます。

 

さて今回ご紹介する一冊はこちら

「子どもと大人の主体的・自律的な学びを支える実践 教師・指導者のための自己調整学習」中谷泰之著 2021年福村出版

 題字にある「主体的・自律的」、この文言をテーマに教育、子育て、仕事などされている方は多いのではないでしょうか?私も例に漏れず日々奮闘しています。参考になることはないかと手にしてみました。

 本書は、編者紹介から一部抜粋いたしますと「中谷素之 名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授・犬塚美輪 東京学芸大教育心理学講座准教授・高橋麻衣子 東京大学先端科学技術センター」などの心理学等の研究者12名によって書かれています。教師・指導者向けの自己調整学習者を育てるためのマニュアル本といったところでしょうか。20219月に発行されていますので、教育界のトレンド本といえそうです。

以下簡単に目次を載せておきます。

 はじめに 自律的・主体的に学ぶ力:自己調整学習へのいざない

 第I部 子どもの自己調整学習を育てる

   第1章 基礎的な学習習慣の形成

   第2章 科学的思考の支援

   第3章 仲間関係の中での学びと自己調整学習

   第4章 物語を読むことをスタートとした読解教材づくり

   第5章 特別なニーズのある子供への支援

   第6章 ICTを自己調整に役立てる

 第II部大学生・成人の自己調整学習の支援

   第7章 大学生に必要な自己調整学習スキルの育成

   第8章 第二言語の自己調整学習

   第9章 自己調整学習をスポーツへ応用する

   第10章 大人が学び続けるためのシステムズづくり

   第11章 プロフェッショナルの学び:医療領域からの提案

 おわりに 自己調整学習の広がりとこれから

 と、こんな感じの内容になっています。いかがですか?この目次を見るだけで、皆様に関係ありそうな項目があるのではないでしょうか?小中高校生、発達障害のある子供たち、大学生から大人まで、医学部生、スポーツ選手など幅広い人々を対象に研究されています。

  「はじめに」の章に本書の意図がまとまって書かれていますのでまとめてみますと、「複雑化・多様化した教育環境を取り巻く状況では、主体的な学びが中核的な重要性を持ち、学習者自身が学びのエージェントであり、学ぶことは、自分でコントロールし、自立することが可能なのだという信念を持つこと、そしてそれに基づく支援が欠かせない」とあります。また「理論を踏まえつつ、特に実践的な応用に焦点を当て、自己調整学習研究の応用可能性を議論し提案します」とあります。

 このように本書は自己調整学習者を育てる方法が様々な角度から、幅広い年齢を対象に研究され、その実践方法が具体的に書かれている本といえます。教師・指導者のみならず、子育て中の方や、学びを続けている大人の方など、皆様に興味のあるテーマではないでしょうか?

  さて、本書の核となる「自己調整学習」、読んで字のごとしなのですが、なんとなくぼんやりした感じですよね?説明しますと、「学習者がメタ認知、動機づけ、行動において、自分自身の学習過程に能動的に関与する学習を意味する」とあります。

  なるほどなるほど。私事ですが、子供の学校では、調べもの学習や、学習の計画書提出、振り返り提出など自主性を重んじ、自己省察するような課題を山のように出されています。メタ認知能力を高める課題でもありますね。本書を読むととても腑に落ちました。現代社会に求められている力といえそうです。

  ちなみにメタ認知とは、アメリカの心理学者ジョン・F・フラベル氏が定義した心理学用語で、「自分の認知活動を客観的にとらえる、つまり、自らの認知(考える・感じる・記憶する・判断するなど)を認知すること」とあります。皆様いかがですか?メタ認知できていますか?言っていることはわかるのだけど、じゃあできているかと言われればどうなのだろう?どうやってやるの?と、もやもやする方が多いのではないでしょうか?そのヒントになりそうなことも、具体的に書かれています。

  各章の最後に各章まとめ、キーワードなどが書いてあり、より理解を深めてくれます。そしてブックガイドとして本の紹介がされているのでより理解を深めたい方はさらに読み進めることができます。至れり尽くせりの本といえそうです。自己調整学習研究は今後更に教育の枠組みとしての役割が大きくなって行くことが予想されています。一読の価値はあると思います。ご興味のある方はぜひお読み下さい。

今回も良本を多数お譲りいただきありがとうございました!

スタッフT

 

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