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東洋哲学

中国哲学・インド哲学・イスラム哲学・日本哲学など東洋(アジア)で生まれた東洋哲学に関する本の買取を承ります。

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東洋哲学

 

古文や漢文(あるいは中国語)で書かれた原文はさっぱりなのに、なぜか外人視点で書かれた「東洋」に対しては興味を示す、という奇妙な習慣が日本人にはあります。

 

古くは小泉八雲、別名ラフカディオ・ハーンの『怪談(Kwaidan)』(1904)、ルース・ベネディクトの『菊と刀(The Chrysanthemum and the Sword: Patterns of Japanese Culture)』(1946)などがその例でしょう。

 

日本人自身が書いたものでも「西洋人の観点から見た東洋」みたいな話は人気があります。新渡戸稲造の『武士道(Bushido: The Soul of Japan)』(1900)、井筒俊彦『意識と本質-精神的東洋を索めて』(1983)などが、そういった書物の代表です。

 

東洋哲学への関心は現在、こういった脈絡に置かれます。

 

一時期、ビジネスマンの間で五経四書(『易経』、『書経』、『詩経』、『礼記』、『春秋』の5つと『大学』、『中庸』、『論語』、『孟子』の4つからなる儒教の経典)系統の中国思想をたしなむことがブームになりました。

 

最近、『ハーバードの人生が変わる東洋哲学─悩めるエリートを熱狂させた超人気講義(The Path: What Chinese Philosophers Can Teach Us About the Good Life)』が話題になったのも同様の例と言えます。

 

著者のマイケル・ピュエット(Michael Puett)氏は、ハーバード大学東アジア言語文明学科の中国史教授です。マイケル・サンデル氏の『白熱教室』が一世を風靡しましたが、本書(『ハーバードの人生が変わる東洋哲学』)もそういった流れの中でブームになりました。

 

ピュエット氏の本で扱われる中国哲学は、孔子、孟子、老子、荘子、荀子といった春秋・戦国時代(前770年~前221年)の思想家たちです。

 

孔子は『論語』に記録された言行によって「儒教道徳」とも呼ばれる東洋の倫理思想を確立しました。孟子は同じ儒教の立場に立ちながら「性善説」を説いたことで有名です。それに対して荀子は、孟子と同じ儒教の立場にありながら正反対の「性悪説」を説きました。老子と荘子は道家と呼ばれる独特の自然思想を展開しました。

 

彼らの思想は対立を含みながらも、東洋精神の根幹を形成していると考えられます。昨今のブームに乗るか乗らないかは置くにしても、一読の価値があると言えるでしょう。

 

 

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